私が大学でスポーツマネジメントについて学んでいたこと、現在サッカー少年団に関わっていること等から、「夢はプロサッカー選手、プロ野球選手になること」と言う小・中学生によく出会います。
そんな子供達に出来る限りのアドバイスを送ります。
前提として、私自身も小・中学生の頃の夢はプロサッカー選手になることでした。高校入学時もその夢は持っていましたが、はっきり言ってサボったため、その夢は叶いませんでした。
高校卒業時点から、今に至るまで、その後悔の念は消えません。
そこで、私がまだ夢を追いかけていた時に知っていれば、また違った結果が得られたかもしれないと思うことを書いていきます。
まず、言わずと知れたことだが、プロになるということは、並大抵の努力では叶いません。
(もちろんセンスがあって、それだけでプロになった選手もいるのだろうが、そういった特別な人は除きます)
普通の人が想定する何倍もの努力をし続けて、やっとプロになれます。
いくら努力をしても、勝負の世界なので、必ずしも努力が報われるとは限りません。それでも尚、努力をし続ける必要があります。
私の知る限り、プロ選手になった方は、小・中学生の頃から注目され、少なくとも県トレには選ばれています。
実際に小学生の頃から知っている選手は、小学1年生の頃から別格のボール扱いをしていました。
中学生の頃に対戦した相手で、まったく歯が立たず「あぁ。こうゆうレベルの子がプロになるんだろうなぁ。」と思った選手がプロになっています。
その頃の私自身の感覚は当たっていたし、つまりは小・中学生の感覚でも、将来プロ選手になれるかどうかは、ある程度分かってしまうということです。
しかし、現在そのレベルではないからといって、諦める必要はありません。
ほぼ無名の選手(それでも小・中学生の頃は県トレだったと聞いている)から高校・大学での努力を経てプロになった選手も知っています。
(大学での努力は実際に目にしていないので分かりませんが)
その選手は高校の先輩で、何十キロもある通学路を自転車で通い、全体練習後も、夜遅くまで個人練習をしていました。今になって思い返すと、相当の練習量だったはずです。
それだけ努力すればプロになれる可能性はあるということです。
ここから先は努力の方向性の話です。
努力と言っても、その努力の仕方が間違っていた場合、思うような成果を得られません。
プロになるという夢に向かう、中身計画を立てる必要があります。
まずは自分自身を分析してください。
あなたはどんな選手ですか?
長所は?短所は?
体力は?技術は?
次に、どんな選手がプロになれるかを知るべきです。
それを知るには、今のプロ選手は、どんな能力を持っているのかを調べてください。
体力の面だけでも、持久力は?短距離走のタイムは?跳躍力は?
技術面では、自分が理想とする選手は、どんな技術が秀でているのか?
それらをおおよその値でも知らないと、どこをどれだけの努力をしなければならないのかが分かりません。
それを知った上で、あなたとプロとの、その差を埋める作業をする。
その差が埋まれば、あなたはプロ選手になれるということです。
実際に中身計画を立てたい方は、一緒に立てていきましょう。
部活を必死にやる子にとって、高校3年間はかけがえのないものです。
私のように後悔することがないよう、一生懸命頑張ってください。